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標準のダイレクト方式エクストルーダーでは、時々押出が足りずに造形が安定しないのですが、試しにTitanエクストルーダーに変更したところ、出力結果に劇的な変化がありました。
Titanギヤと呼ばれることが多いですが、ステップモーターではトルクが足りない場面が出るので、ギアを使ってトルクを確保するものです。
当初はそれほどの効果を期待してはいなかったのですが、やってみると造形そのものが格段に向上します。
これを最初にやっておけば良かったと思えるレベルです。
張り出し部分の造形も安定しているようで、サポートなしでもこの程度なら垂れません。
ABSでも張り出しがきっちり出力されます。
(左がTitanでの出力。)
ただ、キャリッジやホットエンドの構成そのものが変わるので、それなりに大掛かりな改造となり手軽ではありません。
事前にホットエンドの構成に合わせたキャリッジの制作が必要になる上、ファームウエアの変更も必須となり、ステップ量の調整や動作方向も逆になります。
中国から安物を購入したので、ケースがいまいちだったので新たに作りました。
今回はV6ホットエンドと組合せて、Z軸のセンサーをBLtouchに変更。
出力結果の精度と強度が格段に向上したので、その後キャリッジ自体も作り直しています。
BLtouchはベッドの素材に関係なく正確な測定が出来るので、今後はビルドシートを変更しても調整の手間が減ります。
ファームウエアのpins設定を変えて接続する必要があるので、それなりに手間はかかりました(^^;
次はボードを交換し、モータードライバを変えてみる予定です。